言葉の力
ある実験の話。
2つのコップに水を入れて、1つのコップには肯定的な言葉をかけ続ける。もう1つのコップには否定的な言葉をかけ続ける。しばらく経つと、肯定的な言葉をかけ続けた水の結晶は綺麗な結晶となり、否定的な言葉をかけ続けた水の結晶は跡形もなく崩れてしまう。
人は、言葉によって勇気や気力が湧いてくることがある。逆に、言葉によって心に傷を負うこともある。人間は、70%は水分で出来ている。もしかしたら、自分の言葉も誰かの言葉も、頭で理解する部分と、体(心)が本能的に反応している部分と2種類あるのかもしれない。
そう思うと、私もそうだが、口からプラスのこともマイナスのことも、様々な思いや感情が言葉となって常に発せられている。口から出る+のこと、−なこと。これが「吐く」という漢字になる。弱音を吐く。愚痴を吐く。吐くとはあまり良い意味で使われないが、「吐く」という字から−(マイナス)をなくすと、「叶う」という漢字に変わる。
言葉遊びのようだが、もしかしたら実験の話を聞くと、口からマイナスな言葉を少なくすることで、本当に叶うこともあるかもしれない。