当山報恩講
12月13日(日)安泉寺報恩講を無事御勤めすることが出来ました。コロナ禍の中、内勤めにするか迷いましたが、真宗にとって最も大切な行事だけに、感染対策に留意しながら通常通りのお勤めと致しました。お手伝いくださった皆様、参拝してくださった皆様には、心より御礼申し上げます。お陰様で、ソーシャルディスタンスにて座席を少し離した状態ではありましたが、満堂となり共に報恩講のお勤めが出来たことを嬉しく思います。
今回は、春の永代経(内勤めとなった)にてご講演いただく予定であった作家の渡辺哲雄氏にスライドしていただきご講演となりました。昔懐かしい話を笑いも交えながら90分のご講演となりました。渡辺氏のお話は、聞いていると目の前にその頃の情景はもちろん、匂いや肌感覚まで感じられるような感覚になります。亡くなられた身内や愛する人々が、記憶の中で蘇り、いのちの鼓動を再燃しているような心になります。亡き人を偲ぶというのは、まさに亡くなられた人々と心の中で再び出会うということなのでしょう。
今回は、新たにオンライン(zoom)でも生配信をしておりました。貧弱なインターネット環境の中、色々と試行錯誤をして何とか無事配信も出来ました。視聴してくださった方より、嬉しいお言葉もいただきましたが、改善点も多く出ました。これからは、このような新しい形も必要となるかもしれません。古き良き時代、文化を継承しながら新たな文化も取り入れていく。まさにハイブリット式な場となりました。