12月13日(日)安泉寺報恩講を無事御勤めすることが出来ました。コロナ禍の中、内勤めにするか迷いましたが、真宗にとって最も大切な行事だけに、感染対策に留意しながら通常通りのお勤めと致しました。お手伝いくださった皆様、参拝してくださった皆様には、心より御礼申し上げます。お陰様で、ソーシャルディスタンスにて座席を少し離した状態ではありましたが、満堂となり共に報恩講のお勤めが出来たことを嬉しく思います。

今回は、春の永代経(内勤めとなった)にてご講演いただく予定であった作家の渡辺哲雄氏にスライドしていただきご講演となりました。昔懐かしい話を笑いも交えながら90分のご講演となりました。渡辺氏のお話は、聞いていると目の前にその頃の情景はもちろん、匂いや肌感覚まで感じられるような感覚になります。亡くなられた身内や愛する人々が、記憶の中で蘇り、いのちの鼓動を再燃しているような心になります。亡き人を偲ぶというのは、まさに亡くなられた人々と心の中で再び出会うということなのでしょう。

今回は、新たにオンライン(zoom)でも生配信をしておりました。貧弱なインターネット環境の中、色々と試行錯誤をして何とか無事配信も出来ました。視聴してくださった方より、嬉しいお言葉もいただきましたが、改善点も多く出ました。これからは、このような新しい形も必要となるかもしれません。古き良き時代、文化を継承しながら新たな文化も取り入れていく。まさにハイブリット式な場となりました。

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ここ最近、仕事でのあり方を考えさせられます。仕事は楽ではありません。しかし、辛い事ばかりでもない。働く中に、多くの喜びややり甲斐を実感できます。しかし、毎日目の前の仕事に追われ、思い通りにいかないことが繰り返されると、心が忙殺され、今の仕事にやり甲斐や楽しさを感じられなくなるのでしょう。

やるなら、楽しく仕事をしたいものです。楽しいと感じられるよう日々を送りたい。しかし、楽しいと「楽(らく)」は違います。楽をしようとする時は、目の前の事や今の自分から逃げようとしていること。逃げ続けるのは、ゴールのない迷路を彷徨っているようなものだと思います。

私は、よく「上手くいかないこと」があると、打破するための方法テクニックを得ようとしていました。方法論を振りかざし、すぐにでも答えを見つけたがります。それは、一時的な効果があったとしても、土台は脆く同じことが繰り返される。まさに、それが「楽(らく)」をしようとしていたのだと気付かされました。

大切なのは、「何をするのか?」ではなく、その前に「何のためにするのか?」を問うことではないでしょうか。目的を問い、考え続けること。そしてそれを発信し、仲間と共有することで、自ずとやり方は見えてくると思います。要は、ルールや方法論ばかりで締め付けるのではなく、目的を明確にし共有すれば、そこにはルールを細かく設定する必要もなければ、方法論ばかりで固める必要もなくなります。迷路はゴールがあるという前提でやれば楽しく出来る。ゴールがあるかどうかわからなければ、そこから逃げ出したくなるし、楽しくないと思うのは至極全う。組織のあり方とは、そこに関わる人たちと、目的を共有すること。そうすれば、上手くいかないことがあっても、それは「貴重な経験」になります。上手くいけば、それは達成感となり「自信」になります。

人生も同じ。なぜ私たちは生きているのか?生かされているのか?を問い続けることによって、私の生き方は自ずと見えてくるのかもしれませんね。

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最近話題沸騰!?のドラマ「半○直樹」。私も毎週見ていますが、悪事を行う人々を正義のヒーローが真っ向から叩きのめしていくという構図。まさに、見ている側はそのあらすじに引き込まれ、最後にはスカッとして終わるというストーリー。見ていて爽快ですね。

演技とはいえ、悪役の方々の滲み出る憎たらしさは尋常じゃありません。笑

ただ、見方を変えれば、悪事の限りを尽くした人も人間です。やってしまったことは確かに世間からすると許されることではありませんが、成敗するだけで良いのでしょうか。その人にもかけがえのない人生があり、愛する家族があり、その人を大切に思う人もいるはずです。もしかしたら、立場が変わると見え方も捉え方も変わるかもしれません。

争いは争いを生み、憎しみは憎しみを生む。その負の連鎖はどうすれば断ち切れるのでしょう。

仏説阿弥陀経に登場する共命鳥。その鳥は極楽浄土で「他を滅ぼす道は、己が滅びる道。他を生かす道こそ、己が生かされる道」と鳴いて教えを説いているといいます。


いくら憎らしい人とはいえ、私自身が苦しみや悲しみのどん底であったとしても、一方的な成敗はきっと新たな争いや憎しみを生むのでしょう。

他を生かす道こそに己の生かされるヒントがあるのかもしれません。


合掌

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